Gaiax Engineers' Blog

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Apple Watch を使って見えたウェアラブルデバイスの未来

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こんにちは! GaiaX エアリー事業部 エンジニア の @hoto17296 です。

今回は、先日発売されたばかりの Apple Watch を使う機会があったので、そのレポートを書きたいと思います。

Apple Watch とは

Apple Watch とは、つい先月発売されたばかりの Apple 社製スマートウォッチです。

同様の製品として Android Wear という OS を搭載したスマートウォッチが各社から発売されていますが、僕は Android Wear 製品は使ったことがないので今回は Android Wear との比較などは書いていません。

あとたまに勘違いされている方がいるのですが、 Apple Watch の機能はあくまで iPhone と連携することが前提 で、Apple Watch 単体では「ただの時計」になってしまいますのでお気をつけください。

会社の金で買った

...というと語弊がありまくるような気がしなくもないのですが、ガイアックスには ガジェット購入制度 という、最新ガジェットをいち早く試してみることが出来る制度があり、Apple Watch もそれを利用して購入しました。

実を言うと Apple Watch は発売日当日に購入していたのですが、何しろ人気ガジェットであるため今になってようやく僕が使える番が回ってきたというわけです。

より直感的で「体の一部」なデバイス

使い始めてみてまず思ったのは「スマートフォンよりもさらに直感的に操作できるな」ということでした。

ガラケーを使っていた頃と比べるとスマートフォンはかなり直感的に操作できるようになったなと思うのですが、Apple Watch と比べるとスマートフォンもまだまだ直感的じゃないんだな、と気付かされます。

スマートフォンというのはなんだかんだで入出力が単純で、入力操作のほとんどは画面をタッチすることですし、出力される情報も画面に表示される視覚的情報がほとんどを占めています。

それに対して Apple Watch は、「腕時計を見るモーションによって画面が点く」「画面を手で覆うと消える」「時計を外すとパスコードロックがかかる」など、「画面をタッチする」以外の入力操作のバリエーションが劇的に増えています。 そしてこのバリエーションの増加によって「デバイスがより体の一部として感じられる」ようになりました。

「これからはウェアラブルデバイスが普及する」というのはだいぶ前から言われていたことですが、実際に使ってみてはじめて「この一体感がウェアラブルか」と理解できました。この調子で「体の一部として受け入れられるデバイス」が増えていけば、アニメ「攻殻機動隊」のように全身サイボーグ化されるような未来も遠くないのかもしれません。

スマートフォンは母艦」という概念

多くの Apple Watch 感想ブログでも言われていますし、実際僕も数日使ってみて実感したのは「iPhone を触らなくなる」ということです。

僕は普段、外出するときや作業中などは Bluetooth イヤホンを使って音楽を聴くことが多いのですが、それと Apple Watch が組み合わさったときの体験は衝撃的でした。

「曲の再生・停止」「曲名の確認」「曲の変更」など、あらゆる操作が Apple Watch だけで完結してしまいます。するとどうなるかというと、音楽データそのものは iPhone に入っているにもかかわらず、「音楽を聴く」という行為に対して「iPhone がどこにあるか」ということを意識する必要がなくなります。

Apple Watch <=> iPhone <=> Bluetooth イヤホン

このように実際はあくまで「iPhone に各デバイスがワイヤレスで接続している」だけなのに、あたかも「Apple Watch が Bluetooth イヤホンを直接操作しているかのように思える」、これってすごくないですか。そしてこれは音楽に限った話ではなく、「あらゆる入力操作とそれに対して得られる体験」にウェアラブルデバイスの可能性が秘められているのではないでしょうか。

Apple Watch を使っているいま、iPhone を見るタイミングは、「よーしスマホ触るぞ〜」というくらいにスマホに集中的に時間を投下する場合のみになりました。Apple Watch は iPhone に比べて画面が小さく、「ちょっとした操作」「ちょっとした情報の確認」以上のことをするのには不向きです。そのため「しっかりと時間を使って視覚的情報を得る」場合においてはスマホを直接触ったほうが圧倒的に良いです。逆に言えば、「しっかりと時間を使って視覚的情報を得る」以外の場合においては、Apple Watch のようなウェアラブルデバイスの方が向いています。

もっと言うと、視覚的情報を得る手段ですら、Google Glass のようなデバイスに置き換わる可能性があります。ウェアラブルデバイスが普及した未来では「あらゆる入力操作とそれに対して得られる体験」は各ウェアラブルデバイスを通してのみ行われるもので、スマートフォン自体は「それぞれのウェアラブルデバイスの情報を集約し制御するためのもの」に過ぎない存在なのかもしれません。

未来を感じたい人にはオススメ

ここまでつらつらと書いてきましたが、「結局 Apple Watch は買いなのか?」と問われると、なんとも言いがたいです。Apple Watch の価値は基本的には「iPhone でもできることを素早くできる」なので、実用性がそこまで高いわけではありません。

しかし上述の通り「未来を感じる」ことは出来ます。そこに対して「コスパとか気にしない」という気概があるのであれば、十分にオススメできるデバイスです。

またこれは少し違う話ですが、僕は IT 業界に身をおく人間として、積極的に未来に生きていくべきだと考えています。この変化の激しい IT 業界では、情報のアンテナを高く張って時代の変化をいち早く捉えることがなによりも重要です。そのためには、スマートウォッチのような新しいものが登場したときに自らアーリーアダプターとなって、誰よりも先に未来を体験してみることが重要なのではないでしょうか。