Gaiax Engineers' Blog

Gaiaxのエンジニアブログです。 社内のエンジニア様子、イベントレポート等を発信していきます。

関係性技術のフォーラムの総会で登壇してきました

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CEATEC JAPAN 2016で展示してきましたでも書きましたが、ガイアックスは未来予測の新技術である「関係性技術」の産業化推進フォーラムである「モバイルソーシャライズシステムフォーラム」に参加しています。

去る11月10日、そのモバイルソーシャライズシステムフォーラムの総会が開催されました。80社以上が加入するこのフォーラムの総会は年1回行われ、1年間の活動報告や、翌年の役員の選出などが行われます。今回は、その1年間の活動報告の1つとして、会員企業を代表して、弊社の取り組みについて発表してきました。

活動の振り返り

まず、弊社が関係性技術と出会ってから、現在までの流れを振り返りました。ちょうど出会って2年。技術の成長とともに、弊社も実用化へ向けて一歩一歩進んできました。2年前は展示を見に来たお客さん側だったところから、共同展示という形で見せる側に回ってきたとことがわかります。 f:id:gaiax-tech:20161121214801p:plain

また、この1年間で、関係性技術をAPIレベルで使うことにチャンレンジし、Qiitaの記事のレコメンド機能を作り、技術の有用性を検証してきました。その結果、全くチューニングせずとも75%の精度で、リコメンドエンジンとして使えるという主観評価の結果がでました。
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今後の展開

次に、これらの成果を今後どうつなげていくかについて、発表しました。これは、CEATECで出展したものと全く同じに内容になります。写真以外にハッシュタグが重要な役割を持つInstagramにおいて、いかにいいハッシュタグを選ぶかが運用の鍵になるため、いいハッシュタグをリコメンドするために、関係性技術が活用できるのではないかと考えています。

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人材マッチング事業への応用例

人材マッチング事業への応用例も発表しました。そちらの内容につきましては、以下のサイトを御覧ください。

sairu.com

今後の取り組み

弊社の今後の取り組みについて、発表しました。関係性技術を事業で実用化すること、もっと違う応用方法を検討すること、そして、いちはやく提供していただいた関係性APIを今後他の会社で使うときのサポートを行うことを方針としております。 関係性APIの利用サポートに関しては、ノウハウの提供やライブラリの提供などを考えています。

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新たなつながり

関係性技術がもたらすものは、データの解析だけではありません。会社と会社の新たな関係も生み出しています。

以前より、フォーラムの会員企業であった、エースチャイルド社と、弊社グループ会社のアディッシュのスクールガーディアン事業部が、このフォラームを通じてつながりました。エースチャイル社のSNS見守りアプリ「Filii」とアディッシュの匿名でいじめを通報できるスマホWEBサービス「Kids' Sign」による、コラボ企画が産まれています。

prtimes.jp

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発表の後での懇親会では、検討から実用への流れが理解しやすいなど、たくさんのお言葉をいただきました。 このように、技術の検討から、応用の検討、そして会社間のコラボの創出など、新しい価値を生み出していく関係性技術を使って、ガイアックスの事業がより強くなるよう努めていきます。

この技術が使ってみたい、試してみたいと思いましたら、是非モバイルソーシャライズシステムフォーラムのサイトを訪れてみてください。