Gaiax Engineers' Blog

Gaiaxのエンジニアブログです。 社内のエンジニア様子、イベントレポート等を発信していきます。

リモートワークをテーマにしたエンジニア交流会を開催しました

2017年4月26日(水曜日)に「【エンジニア交流会】時間も場所も自由に働く!俺のこだわりリモートワーク!」というイベントを開催しました。

gaiax.connpass.com

ハッシュタグ#こだわりリモート でした。今回の実況は控えめではありましたが、トゥギャッターにまとめてあります

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概要

ガイアックスにいるエンジニアの人々や文化を知ってもらいたいという思いから、2016年12月より Gaiax Technical Meetups という枠組みの中で定期的にイベントを開催しています。直近は、特定の技術領域にフォーカスするよりも、前提知識が少なくても聞くことができる

タイムテーブル

  • 19:15 受付(開場)
  • 19:30 スタート(開演)
  • 19:45 LT 5本
    • EDGEのスクラムチームによるリモートワーク活用法
    • リモートワークの始めかた
    • リモートワークで上がるQoL
    • リモートワークとセキュリティ
  • 20:25 アンケート
  • 20:30 交流会
  • 21:45 クローズ

発表より

EDGEのスクラムチームによるリモートワーク活用法

トップバッターは、EDGE株式会社の小中貴晃さん (@Takaaaki_z) によるLT。

使用しているツールは、Slack、Google Meet (Hangout)、JIRA、GitHub など。

少しずつリモートワークを導入しているというEDGEですが、その実体験を元とした話が印象的でした。

顔が見えないと相手の様子が分からないということで、Google Meet によるデイリースクラム(朝会)を入れているとのこと。文字ベースのコミュニケーションは低コストではあるものの、やはり実際に顔を見て声を交わすという体験の情報量は多いのですね。

離席時にはその旨を Slack でお知らせするというのは、基本的ではあるものの大切な習慣ですね。

リモートワークは集中すると仕事にのめり込んでしまうという性質もあるということで、小中さんから「ポモドーロテクニック」という、意識的に休憩時間を作って休む手法も紹介されました。このポモドーロテクニックは、以前社内勉強会の時にも小中さんから発表があって、印象的だったことを思い出しました。

www.slideshare.net

EDGE株式会社は2017年4月3日に、ガイアックスから分社化して誕生した会社です。働くスタイルも含め、今後の続報にも期待したいです。

リモートワークの始めかた

つづいてはガイアックスの三谷さんによるLT。TABICA というサービスを開発しています。

もともと東京のみで開発していた TABICA も、福岡とベトナムに開発拠点が生まれたとのこと。必然的にリモートワークですね。

リモートワークのメリット、やはり通勤がないので満員電車を避けることができるとのこと。電車通勤は都会の会社に勤める会社員の大きな負担でもあるので、そういう負担が無くなるのは嬉しいです。

同じ会社に勤めて同じ地域に住んでいる同僚とであれば、たまに顔を合わせてミーティングということもしやすいですが、福岡やベトナムとなると気軽には直接会うこともできないので、リモートワークにまつわる手法が活きてきそうです。

リモートワークで上がるQoL

その次はガイアックスの金田さんによるLT。

金田さんのチームは神田にもコワーキングスペースを借りており、ガイアックス本社と自宅そして神田との3つの拠点があります。

タイトルにある QoL というキーワードより、様々なメリットが語られました。

まずは先ほどの三谷さんの発表にもある通り、満員電車からの開放。会場からも、やっぱりそれですよねという雰囲気が。その他にも、自宅デスクのカスタマイズの自由度が会社よりも高いこと、シェアオフィスでの仕事人同士の交流などを挙げられていました。

シェアオフィスは電話もならないので静かというメリットも語られましたが、リモートワークし過ぎると人と合わなくなるので寂しいというデメリットも同時に語られました。これについては独身一人暮らしかそうでないかによっても変わってきそうですね。

リモートワークとセキュリティ

最後のLTは、ガイアックスの情報処理安全確保支援士の藤田さんより「リモートワークとセキュリティ」というタイトル。ガイアックスではセキュリティ室という所属で全社的なセキュリティ向上に取り組んでいます。

セキュリティに関する業務に携わっている藤田さんならではの視点でリモートワークが語られます。

最初に出てきたキーワードがショルダーハック。いわゆる操作者の後ろから肩(ショルダー)越しに画面を見るという古典的テクニック。打鍵したパスワードが画面ではマスクされたとしても、最近の録画デバイスはカメラのクォリティも高く、パスワードを打っているキーボード自体を動画撮影されてしまうといった懸念は、今の時代ならではと言えそうです。

続いてはフリー Wi-Fi について。フリー Wi-Fi での弱い暗号化(もしくは平文通信)による通信内容の傍受は多くの人に知られたリスクですが、フリー Wi-Fi から VPN 接続しようとして汚染された DNS クエリによって全く別のサーバに VPN 接続させられて盗聴されてしまうというリスクも語られました。通常、このような中間者攻撃SSLSSHといったよく知られた暗号化プロトコルが想定している脅威の一つですが、なるべくなら個人もしくは法人で契約している回線を使うとよいというお話。

懇親会

この後はお馴染みの交流会。リモートワークというテーマに興味を持って集まってくださった参加者の方々と発表者の方々とで大いに盛り上がりました。

最後に

ご参加いただいた参加者のみなさま、ありがとうございました。引き続き、多くの方々の興味をひくテーマで毎月程度のペースで交流会を開催していく予定です。次回以降のイベントの詳細は Gaiax Technical Meetups などでチェックよろしくお願いします!