Gaiax Engineers' Blog

Gaiaxのエンジニアブログです。 社内のエンジニア様子、イベントレポート等を発信していきます。

Google App Script活用ミートアップオンライン版を司会者の立場でこんにちはレポート

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皆さん、どうもこんにちは。株式会社ガイアックスのテックイベント司会者でお馴染みの大前です。(そろそろお馴染みになってきて欲しいところですねw)

今回は第6回目のGAS活ミートアップのレポートを司会者の視点からしたいと思います。

オフラインイベントとの違い

今回のGAS活自体のレポートを記述する前に、イベント自体の違いにも触れておきたいと思います。

昨今の情勢を加味して、イベントはこの3ヶ月間は全てオンラインで実施しています。今回のGAS活イベントは3回目のオンライン配信となりました。

オフラインでのイベントでは、ゲストスピーカーとLTをしていただく方を含めて6〜8人程お呼びしてスピーチ形式で進行し、都度質疑応答をし、全ての方の登壇を終えたら、オーディエンスの参加者含めての懇親会へと移るという流れでした。

私のオフラインイベントでの役目はゲストの方をお呼びし、トーク内容について一言添え、次の方をお呼びする・・・と言う流れを作ることと、トークの長短に応じて時間配分するようにタイムキーパーをすることが主でした。

オンラインでのイベントでは、少人数のゲストの方を招き、対談形式で進行します。これがオフラインイベントとは大きく異なる点です。

オンラインイベントはオフラインイベントと比べ、司会者としては難易度が上がったという実感がありました。対談形式になったことで、会話を途切らせてしまうことが禁であるというルールが追加されたためですね。生来、よく喋る私にとってもこれは結構脳に汗かくレベルで無い頭使ってトークを組み立てる必要があります。

今回のイベントや前々回のイベントにきていただいたゲストの方々もいつものスピーチ形式から一転し、トーク形式になったことで、話し方に関して多少の変更が必要となりましたので、お招きした時点でタイムテーブルの共有や、イベント開始前に軽めのリハーサルや、対談形式の説明などをする必要が出てきました。

また、私も含め、ゲストの方々は放送開始まで非常に緊張するので、放送前のアイスブレイクもまたオフライン以上に必要となってきました。その際に気をつけなくてはいけないのは、イベントのトークテーマに触れないようにして会話し、アイスブレイクすることです。エンジニアの方々は雑談ベースや談笑ベースで技術の話をするので、意外とイベントで話して欲しいような会話を放送前に消化されてしまう可能性が多分に存在するのです。

以上のように、オフラインイベントと比較すると、オンラインイベントはイベント開始前からゲストの方々とのコミュニケーションの割合が増加しますので、オフライン以上にスタジオの雰囲気作りに気を使います。

当日の発表内容

株式会社プランノーツ 代表取締 高橋宣成氏

  • 「この半年のGoogle App Scriptについて」

株式会社ガイアックス ソーシャルメディアソリューション事業部 松下庄悟

  • 「最近のアプデの話をしよう」

自分のPC画面が何故か映らない・・・

今回は全てのイベントの中でも初めての試みとしてTwitterのプレゼントキャンペーンを実施しました。

応募方法は、@GaiaxTechのついったアカウントをフォローしていただくと共に、

GAS活と#GAS本というハッシュタグをつけてツイートしていただくというものです。

イベント開始直後にこちらのアナウンスをしたのですが、何故か私のPCの画面が反映されず、カメラにPCの画面を移すというローテクに訴えることになりました・・・

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カメラに近づいてキャンペーンの説明をする私

しかし、このキャンペーンは非常に好評で、配送に若干の遅れは出たものの、滞りなく当選者に送られ、当選者の皆さんからも喜んで頂けたので、大成功といっていいでしょう。このようなプレゼントキャンペーンはまたやりたいと考えています。

株式会社プランノーツ 代表取締 高橋宣成氏の発表時

高橋さんの発表時、高橋さんのマイクが音を拾わなくなり、私のマイクと交換する必要があるというトラブルが発生し、早速私がトークに入れなくなるということが起きてしまいました。私も会話をしようと思えばできるのですが、配信を聞いてる人には私の声が聞こえ無いか小さくにしか聞こえない可能性が高く、会話としての内容を聞くことができなくなる可能性があったため、高橋さんともう1人のゲストである松下さんにお任せするしかありませんでした。

しかし、高橋さんはこの第6回に至るまで全ての弊社GAS活イベントにゲストとしてきてくださっている猛者の中の猛者、巧みにトークをしてくださり、非常に助かりました。

下記は、高橋さんの発表資料になります。

www.slideshare.net

ダイジェストにいたしますと、

  • GoogleがAppSheet買収
  • GASがV8ランタイムをサポート
  • GAS本第二版執筆

のお話をしていただきました。

GoogleがAppSheet買収に関しては高橋さんの苦労話と共にお話を聞くことができました。

AppSheetはノーコード・ローコードアプリ作成ツールですね。

私もこのノーコード系のサービスを知ったのは弊社の会議で話題に上がった時が最初だったのですが、BubbleWebflowなどもよく聞くやつですね。

今回の買収に伴い、App Makerは2021年で終了することも決定し、高橋さんが今までお書きになったApp Maker関係の記事、総数50以上のものが近い将来・・・ということでした・・・以前のイベントでも高橋さんはApp Makerをメインテーマに据えた登壇をしてくださっていたこともあり、残念です。

しかし、高橋さん曰く、マイクロソフトのツールとも連携が可能で、多少データベースの知識はいるものの、簡単にアプリが作成できるとのことでした。いずれはGoogleの持つ他のツールとも簡単に連携できるようになると推測されます。今後に注目したいものですね。

V8ランタイムがサポートされた恩恵は大きく、今までのスクリプトとは構文が一新、一気に10年分の遅れを取り戻すという運びになりました。

デメリットとしては、ログの出力が遅いなどの懸念点もありましたが、別のJS本でも勉強が可能になり、学習の敷居が低くなったことが注目に値するところですね。

公文などの詳しいメリットデメリットは、先にあげた高橋さんの資料からご覧ください。

そしてそして!このV8ランタイムサポートに伴い、GAS本第二版執筆を開始した高橋さん、クラウドファンディングの目標金額達成おめでとうございますということで、V8対応に関する内容が盛り込まれた次版は非常に楽しみですね。

camp-fire.jp

高橋さん、今回もゲストとしてありがとうございました!!

株式会社ガイアックス ソーシャルメディアソリューション事業部 松下庄悟さんの発表時

彼とは実は同期です。早いもので、彼との付き合いも3年になります。事業部が違うので、イベントや撮影の時くらいしか話せないのですが、まるで1年生から2年生へ進級した時にクラスが変わってあんま話せなくなったクラスメート、くらいの距離感です。あるあるですね。社会人になってもこんな感じの繋がりは健在です。

余計な話をしました。エンジニアの知識はもちろんのこと、配信機材の知識も豊富な彼はいつもは我々を撮る側にいることが多いのですが、彼にも今回は撮られる側に回ってもらいました。

松下さんの発表資料は下記になります。

docs.google.com

彼の発表内容をダイジェストすると下記になります。

  • onSelectionChangeトリガー
  • Drawingクラス
  • Drawingクラスを使ったゲーム

です。

onSelectionChangeはユーザーが選択範囲を変更すると自動的に実行されるトリガー・・・らしいのですが、現時点(2020年5月末)ではバグのせいかまともに動かないようで、おっかないですねという話でした。

視聴してくださっている方の中にもこれにリアクションしてくださった方がいました。

Drawingクラスは、図形などを描画できるクラスで、今回はその活用事例として、重い処理中に図形を被せてデータに触れられないようにする処理や、処理の進行度を示すプログレスバーを作ると言ったものがあり、非常に役立ちそうなものでした。詳しくは彼の資料をご覧ください。

最後が、Drawingクラスを使ったGAS製のゲームです。これぞエンジニアの遊び心というやつですね。当たり判定は見ていても疑惑の判定感がありましたが、ファミコンパックマンチックなビジュアルが良い素晴らしく面白いものでした。

実はこちらコードはGithubで公開されていますので、是非、遊んでみてください。

https://github.com/Godan/gasDrawingClassSample

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対談式イベントの様子

終わりに

オンライン形式のイベントの司会進行は今回で2度目で拙いところが多々あると思いますが、マイクのトラブルや画面の反映ができないなども笑いに変えて、視聴している皆さんに楽しんでいただけるような司会進行をこれからも心がけていきたいと思います。

次回もまたオンラインイベントになるかもしれませんが、オンラインではまたオリジナルのイベントを構想中でございますので、イベント公開する日を楽しみに待っていただけると幸いです。

また、オフラインのイベントでIT怪談や趣味テックイベントもまた開催したいですね・・・。早くこの情勢が収束することを祈ってやみません。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。また次回のイベントでお待ちしております。

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バイバイ!!